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残像の映写地 住宅の生と死について
想像力が生み出す「家」 「家」という言葉は、私たちが物心ついたときに覚える最初の言葉の一つかもしれません。 幼い子供たちにとって、「おうち」とはきっと、「愛着ある自分の居場所」に対する目覚めでもあって、単なる「住宅」というブツのことではないはずです。 「おうち」とは、子供たちの気持ちに寄り添う、子供たちが自由に作り上げるイメージの果実。「おうち」に目覚めた子供たちは、大人になっても、ずっと心の中に
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2020年8月31日
admin
突出すること、馴染むこと
いつの時代からか、若者にとって「大人は判ってくれない」ものであって、大人の価値観を生きるということは、均質化する凡庸な世界に自分を馴らしていくことに違いないのです。 若者が、生きていくことの「心の震え」を有形無形の「ものづくり」に託すこと。 そのとき、若者の「表現」に対する熱は、清く正しい大人社会への「背反」へと結果していくのです。 戦後の復興期を経て、成長しきった経済、拡大しきった都市を前に、熱
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2020年4月13日
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からっぽな世界へのインターフェースとして
確かに、ぼくたちは、この地で、この人たちと、たくさんのものにあふれて、 今このときを過ごすことをシアワセに思うし、それをリアルに感じさせてくれるまちの雑踏も大好きだ。 そこでは、だれもが世界とべったりとつながっているし、さみしくなんかないし。 だけど、一方でいつもぼくたちは、そんな「世界」のリアルへの回路を力ずくで切断し、 じぶんの「心」の声だけが聞こえるような「わたし」のリアルをどう
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2019年5月30日
BE ALL
「不在」が喚起する生について
その土地の歴史の厚みや自然の美しさを根っことして「その土地らしい」モノゴトをデザインすること。 あるいは、公民館や、市民センターなど、「市民のため」になっているような場のカタチをデザインすること。 いずれもカタチあるものを生み出すにあたって、否定しがたい設計者の美徳ではあります。 しかし、「東京」のど真ん中に、最も「東京」らしいやり方で、「現在」をいきいきと生きる者たちの場を生みだそうとしたとき、
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2019年2月18日
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劇場化する日常について
ひとりぼっちでこの世界にいる孤独。 それは、世界が都市化すればするほどに、 人と人とのツナガリの不自由さから開放されて、 私たちが存分に「自分」を謳歌できるようになったことの代償なのかもしれません。 演者のいない舞台をながめる観客にも、 観客のいない舞台に立つ演者にもたとえられそうな、そんな不在感を生きる私たち。 だからこそ、一方で、切実に、都市という舞台ではじまる派手なエンターテイメントに 巻き
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2018年10月29日
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地球に根ざしたケンチクについて
私たちを取り巻く環境は、人間が都合よく紐づけた色んな根っこが重く重なってできているように見えます。 社会も、都市も、地域も、家族も、自分自身も。 そして、いろんなものに根ざしたケンチクを媒介にして、 私たちは安心してこの世界に住みつくことができるはずです。 でも一方で私たちは、ここではないどこかへの憧れやどこにも根ざさないことへの誘惑を断つことができそうにありません。 私たちが「旅」を欲し、住みつ
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2018年9月3日
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はじまりとしての「ひとり」~住居論の破壊力と希望について~
「建築」は「建物」にあらず。 私たちが暮らす環境は、様々な用途を果たす多種多様な施設の群れのようにみえるものです。施設=建物とは、目の前の姿、形をもったブツのことですが、「建築」とは、そもそも既存の「建物」のありように対する批判的な「思考」のことであって、ブツではなく、「文物」として、より鋭利に世に問われることがあるのです。 「住居」は「住宅」にあらず。 一方、私たち誰しもにとって、帰る場所として
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2020年6月28日
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長崎眼鏡橋
長崎県長崎市を流れる中島川は、江戸時代の鎖国下にあった日本では 海外からの交易品を流通させる運河として機能していました。 中島川には木橋が架かっていたのですが、 当時は洪水が多く、橋は容易に流されてしまって 復旧や建て替えの度に人々の暮らしに影響が出ていたようです。 この状況を見かねた、黙子如定(もくすにょじょう)という中国の僧侶が、 大陸伝来の架橋技術を駆使して、水害に負けない石橋を造ろうとしま
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2019年6月10日
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「ひとり」でいること、「みんな」でいること
そもそも、家は「みんな」で過ごす場所。 だから、家族のスタンダードが世界から消え失せたとしても、 あなたが家族という結びつきに求めるものがなくなってしまった後でも、 家は「みんな」のための場所でありつづけなくてはならないのです。 そして、家は「ひとり」で過ごす場所。 だから、あなたが、人恋しくて誰かといることを求めていたとしても、 どんなにパパやママとの食卓が大好きだったとしても、 家は「ひ
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2019年4月8日
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創造的な「方言」について
地元のいろいろなしがらみから開放されて、地方から出てきた希望溢れる若者が出会う都会の眩い姿。 かつて彼らの目に映ったその世界は、放っておけば朽ちていくだけにすぎない、 モノの持つ時間の重みもなければ、内輪だけにしか通じないような、 訛りのある言葉の癖とも無縁な、新品の工業生産品に溢れ、 標準語を操る「新しい」世界だったはずです。 そんな世界の希望を切り開いていくことが、建築の設計者の大きな役
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2018年12月3日
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生育する「住まい」について
どんな新しい住まいのはじまりも、 住まい手の人生の大きな流れのなかでは、一瞬の出来事です。 「その瞬間」の、最高の新しさや住まい手の願望を掴みだしてかたちにすることは、 設計者の大きな役割のひとつでもあります。 しかし、住まい手にとって「その瞬間」とは、 そこから先の長い「老い」のはじまりのことでもあって、設計者は想像の限りを駆使して、 その変化=老いが豊かな「時間」となるべく、住まいを描こうとす
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2018年9月24日