【住まい百景】Positive Minimam

都内の敷地延長12坪の旗竿地。
3方を隣家に囲まれ、建築にあたる法規制も厳しい場所から顔を覗かせるのがI邸です。
| 敬遠されがちな土地を好条件に

狭小地で新居を構える際、どう空間を豊かにするかが課題となります。
さらに都心部では建築における制限が厳しく、土地の価格は安くても長く売れ残っていることが多いのです。しかし、住まい手と作り手の腕次第でその土地の「キャラクター」を活かせるかどうかが決まっています。そこでI邸の鍵になってくるのが「階段」です。
| 1階から3階まで繋がる折り紙階段

空間の広がりを演出するため、白を基本として構成された空間。
どうしても割合が大きくなる階段は折り紙階段にして1階の階段下には玄関ホールを兼ねた洗面台を配置し、有効に活用しています。
| ホームシアターで空間を大きく

ホームシアターを兼ねるリビングにはテレビもテレビボードもありません。
こうすることでコンパクトな部屋を少しでも広く見せることができます。
コンパクト且つシンプルでありながら、爽やかなモザイクタイルや旅行先でのお土産など好きなモノが空間を彩り住まい手にとって豊かな住まいとなっています。
Producer : 村中 陽平
Designer : 村上 信太郎
OPEN HOUSE は終了しました
【住まい百景】とは?
お施主様が実際に生活されているお住まいを写真とともにご紹介していくシリーズ。
作り手の視点で住まいが出来上がるまでのプロセスや住まいに込められた思いなどを綴ります。