【住まい百景】絆の家

密集する住宅地、23坪ほどの敷地に建つM邸。
この狭小地において、駐車スペース1台を確保しながら2階建ての住まいをつくることが求められていました。
| LDKの機能を見直す

狭小地で採光やプライバシーを確保しながら2階建ての住まいを建てる際に、見つめなおされたのは、ご家族にとって必要なスペースが何かということ。一般的にリビングやダイニングなどの共有スペースは広く取ることが望まれますが、こちらの住まいではダイニングを食事の場として限定し最小限のスペースにしています。
| 光が降り注ぐ天井と窓

省スペースなダイニングに対してリビングを広めにプランニングされています。勾配天井にすることで空間に高さが生まれ、さらに天井側に窓を設けることで住宅密集地でも光を採り入れることができるようになるのです。
| 外部からの視線を遮るバルコニー

2階のLDKからそのままアクセスできるバルコニーは外部からの視線を遮るためインナーバルコニーのように天井と壁が設けられています。内部空間と天井の高さが揃うことで実面積以上の広がりが得られるようになっています。
| クライアントの求める本質を追求する

明るく、温かみのあるテイストを好まれていたクライアント。狭小住宅という条件の中、仕様はシンプルながらも建材やインテリアによって温かみのあるテイストに仕上がっています。
育児世帯なのか、自立したご家族なのか、などそこに住まわれるご家族によって住まいに求められるものは異なってきます。BE ALLではクライアントとの打ち合わせを重ねていき、クライアントが本当に求めるものは何か?を掘り下げています。
そんな対話を通して生まれたM様のお住まいをぜひ現地でご覧ください。
OPEN HOUSE は終了しました
【住まい百景】とは?
お施主様が実際に生活されているお住まいを写真とともにご紹介していくシリーズ。
作り手の視点で住まいが出来上がるまでのプロセスや住まいに込められた思いなどを綴ります。
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